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星座に関する色々なメモ
No.
2018/04/21 (Sat) 03:34:45

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No.43
2011/05/22 (Sun) 01:38:30

備忘録を兼ねて、星座にまつわる神話を書き留めておこう。

一つの星座に複数の説やストーリー分岐があったりするので、
できる限り多くのエピソードを挙げたいと思います。
私の知らなかった話や、勘違いしてた話もあるはずですから、
そのつど、追加したり書きなおしたりしていきます。

では最初は、順番通りに牡羊座から。

そもそも牡羊座の羊が何者かというと、これが結構すごい。
なにがすごいって、まず、両親が羊じゃないってところ。
父はオリュンポス12神に名を連ねる海神、ポセイドン。
母はマケドニアの王女で絶世の美女、テオパネ。

テオパネが、あまりに美しくて求婚者が後を絶たないので、
ポセイドンは彼女を強奪して小さな島へと逃げる。
そして、追ってくる求婚者達から隠すために、彼女を雌羊へと変える。
それだけじゃ誤魔化せないかもしれないので、島の住民も羊に変える。
まさに、木を隠すなら森の中、羊を隠すなら群羊の中。
こうして求婚者達を騙したポセイドンは、自らも牡羊へと姿を変え彼女と交わった。

羊に変えちゃったら、絶世の美女も何もないと思うんですが、
神々のやることは凡人の理解を超えるのです。
あと、関係無いのに羊にされちゃった島民がかわいそうすぎる…

ともかく、こうして生まれた一頭の牡羊。
体は大きく、毛は金色に輝き、空を素晴らしいスピードで飛び、人語を解する。
神の子だけあって、姿は獣でもかなりハイスペックです。


牡羊座の神話として語られるのは、プリクソスとヘレーの兄妹の物語。
彼らの父親はアタマースという王様。母親はネフェレーという雲の精。
(このネフェレーさんは、ゼウスが正妻ヘラの影武者として雲から作ったといいう話もあります)
アタマースは、ネフェレーに飽きると宮殿から追い出し、新しくイーノーという妃を迎えます。
やがて二人の間に子供が生まれると、前妻の子供が邪魔となってきます。
ここからのイーノーの悪女っぷりがひどい。

まず、国中の種麦を集めて火で炒り、何食わぬ顔で種まきさせる。
当然芽が出ず、国民大パニック。王も慌てて神託を請う。
すると、イーノーが神殿の使いに偽の神託を伝えさせ、国中に流布。
その内容は『前妻の子供二人をゼウスの生贄にせよ』というもの。
国民の声を無視できず、仕方なく王は子供達を神に捧げることに。

一説には、王は頑として生贄を拒否したのに、子供が自ら生贄になったという話もある。
この場合、使者が継母の悪だくみをばらしてしまい、王激怒。
プリクソスにイーノーとその子供を殺すように命令。
しかし、イーノーは酒神ディオニソスの乳母だったため、彼に救出される。


あと、ここでは直接関係ないけど、アタマースは他にもテミストーという妻を娶り、
その為に更なる女の戦いが勃発してしまいます。
歴史は繰り返す? 神話の男性陣って、どうしてこう学習能力が無いのか…

 
さて、子供達のピンチを知った実母ネフェレーは、ゼウスに命乞いをします。
その願いは聞き届けられ、ヘルメスによって金毛の羊が贈られました。
(ポセイドンの息子が何故ゼウスやヘルメスのところにいたのかは謎)
ネフェレーは祭壇を雲で覆い、その隙に羊は子供達を背に乗せ奪取。
目指すは東。海の向こうの国、コルキス。
ところが、あまりに早く高く飛んだため、ヘレーは眩暈を起こして羊から落ち、海の中へ。
(その為、この場所はヘレーの海、へレスポントスと呼ばれる)
妹の死を悲しむ兄を励ましつつ、羊は飛び続け、ついに目的地に到着します。
牡羊座の姿は、嘆く少年を(または、落ちてしまった少女を)振り返るポーズとされています。

羊に命を救われたプリクソスは、コルキスの王であるアイエーテースに歓迎されます。
(この王様も神の子で、太陽神ヘーリオスと女神ペルセーイスが両親)
そして、故郷を想いながらその地で暮らし、やがて王の娘カルキオペーと結婚します。

一応のハッピーエンド。しかし、羊の方はというと…

なんと、プリクソスの手により、身はゼウスへの供物として捧げられ、
黄金の毛皮はアイエーテースにお礼として渡されたのでした。
なんとも恩知らずな行為にも見えますが、これが神獣の正しい返還方法らしい。
ヘルメスがネフェレーにそうするように伝えたとも、
羊自身がそうするようにプリクソスに頼んだともいいます。
なんにしろ、羊にとっては特に不本意な結果では無かったようなのが幸い…?


ゼウスは捧げられた羊を天に上げ、星にしました。
アイエーテースは黄金の毛皮を国の宝とし、
戦神アレースの森の柏の木に掛け、眠らない竜に守らせました。


牡羊座の物語はここでいったん終わります。
しかし、この黄金の毛皮を巡って、壮大な物語が幕を開けます。
そこでは、双子座、射手座、蛇遣い座などが関係してきます。
プリクソスを助けた王様アイエーテースが今度は悪役で登場し、
その娘(プリクソスの嫁の姉妹)、メディアが大活躍します。

ちなみに、ダメな父王アタマースさんも、実は水瓶座と関係あったり。
こういう、別々の物語がどんどん絡んでいくところが神話の面白さですよね。
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