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星座に関する色々なメモ
No.
2018/08/21 (Tue) 10:49:22

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No.44
2011/07/07 (Thu) 23:30:09

続きまして、牡牛座の神話を。
私が知ってる限りでは、牡牛のモデルは主に3種類あるようです。

1つ目、ゼウスが自ら変身した牡牛。
2つ目、イオが変身させられた牡牛。
3つ目、ポセイドンorアプロディーテーの持ち物である牡牛。

一番メジャーなのがゼウス変身説ですね。
今回は、それを書き留めておきます。残りの2つはまた今度。

牡牛座はアルデバランを含むヒアデス星団と、プレアデス星団を有する星座。
まるで上質な宝石で着飾ってるみたいで、牡牛らしいなーと思います。


フェニキアの町シドーンの王アゲーノールとアルギオペーの間には、3人の息子と1人の娘があった。
その娘の名はエウローペーといい、たいへん美しい王女だった。
ある日、友達である少女達と海辺の花畑へ出かけた彼女の前に、1頭の牡牛が現れた。
美しく白い牡牛は、とてもおとなしくて人懐っこい様子。
すっかり気を許した王女は、牡牛と戯れ始めた。
すると、牡牛はしゃがみこみ、まるで背に乗れと言ってるような仕草を見せた。
王女が促されるままその背に乗ると、牡牛はいきなり立ち上がり、海めがけて駆け出した。
そしてそのまま海へ入り、沖へ向かって泳ぎだした。
驚く王女に、牡牛は人の声で語りかけた。
自分は大神ゼウスであり、王女を妻にする為に攫ったのだと。
王女はそれを承諾し、やがて辿り着いたクレタ島で二人は結ばれ、3人の子を生した。
クレタ島を含む『ヨーロッパ』の語源は、王女エウローペーの名からきている。

…まあ、いつものゼウス様のパターンです。
正妃であるヘーレーに浮気がバレないよう、何かに変身して下界に降りるという。
むりやり攫われたのに、エウローペーはさほど嫌がってないのは、
肝が据わってるのか、ただ単に諦め切っているのか…
神様に歯向っても、逆恨みで酷い目に合うのがオチですからね。

ところで、一人娘がいなくなって王宮では大騒ぎ。
王様は3人の息子達(ポイニクス、キリクス、カドモス)に王女を探すように命令します。
しかも、見つかるまで帰ってくるなという。
いくら娘を探す為とはいえ、後継ぎ全員追い出すとか、どういう王様なんだ。
戻ってくれば結果オーライだけど、この後、誰も戻らなかったんだから。

ポイニクスはアフリカへ。その為、アフリカ人はポエニー人と呼ばれた。
キリクスは小アジア南東部沿岸へ。その為、キリキアという地名が残った。
そして、最後の王子、カドモスですが…

「腹に月の印がある牝牛を買い、歩ませよ。牛が横になった土地に街を建設し、治めよ」
妹の行方を訊ねたところ、こんな神託を受け、それを実行することにしたカドモス。
お告げ通りの牛を買い求め、その後を付いて行った。
水を求めてカスタリアの泉へと立ち寄った際、泉を守る龍に襲われ従者が殺されてしまった。
怒ったカドモスは石を使って龍を殺し、女神アテーネーの教えを受け、その牙を地面に蒔いた。
すると、そこからスパルトイという戦士達が生まれ、互いに殺し合い、5人だけが生き残った。
カドモスは彼らを重臣とし、牛が横になった土地にテバイを建国した。

これは有名な建国の話なんですが、これでメデタシとはいかなかった。
カドモスが殺した龍、じつは、軍神アレースの息子なんですね。
しかも、スパルトイが殺し合ったのは、こっそり隠れてたカドモスが石を投げ、
それが原因で喧嘩になったという説も有り…
これらの罪で、カドモスは8年間もアレースに奉公することに。
しかし、その後和解し、アレースの娘ハルモニアを妻とします。

カドモスとハルモニアの間には4人の娘と1人の息子が生まれるのですが…
この娘の一人が、イーノー。つまり、牡羊座の物語に登場した悪い継母です。
でも彼女、単に悪いだけの人じゃないのです。
というのも、姉妹の一人、セメレーがゼウスに言い寄られ、ヘーレーの策略で死んだ時、
生まれた酒神ディオニューソスを育てたのがイーノーなのです。

セメレーに対する嫉妬から、ヘーレーは彼女の一族を呪い、
イーノーの夫であるアタマースを発狂させ、実の息子レアルコスを殺させる。
イーノーは残されたもう一人の息子メリケルテースと共に海に身を投げた。
ディオニーソスは、彼女をレウコテア、その子をパライモーンと呼んだ。
後に、この二人は海の神として信仰の対象となった。

前妻の子を殺そうとし、後妻の子を殺させたイーノー。
でも、彼女自身も、女神になったとはいえ、悲惨な目に遭ってます。
これは、ヘーレーだけでは無く、その子、ヘーパイストスの影響もあるようです。
なにしろ、カドモスの妻ハルモニアは、彼の妻アプロディーテーと愛人アーレスの娘。
それなのに、テバイ建国には、神々がこぞって祝福したのです。
ヘーパイストスの気が治まらないのも仕方ないでしょう。
鍛冶の神である彼がハルモニアに贈った首飾りには、呪いが込められていました。
おかげでテバイ王家は、代々、様々な悲劇に見舞われることになります。

かなり脱線してしまいましたが、これが牡牛座の神話の一つ。
妹エウローペーだけではなく、兄カドモスの物語にも牛が関わってるのが面白い。
そして、エウローペーの子供の物語にも、有名な牛さんが登場します。
これは次の次のお話。

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