長く続くと設定も膨れ上がっていくものです。
その間には、変わっていく物や使われず終わる物もあったり。
で、使われなくても折角考えたんだし、ネタはネタだし。
いくつか晒してみます。
山羊
実家を煎餅屋にしたのは、水瓶の実家をお茶屋さん(製茶業)にしようとしてたから。
それがわかった後で射手あたりが「お茶に煎餅、相性いいじゃん!」とか言い出す…
みたいな展開を考えてたんですけど、入れるとこがないので没。
山羊の実家設定だけそのまま使った。
最初から年の差カプを狙ってたのでもっと年齢差があっても良かったんだけど、
ベテラン教師の一人称なんてとても書けそうにないので新任教師になった。
水瓶
実はこの子と先生の関係というのが一番変化しまくっているのですが、まだ秘密。
他のアパート住人の恋愛関係
最初は、山羊が知らないだけで彼らもお互い恋愛してるという設定だった。
その後、山羊が知らないだけでアパートの外に想い人がいるという設定になった。
(そうすれば星座達を全員出せる!という安直な理由)
最終的に、そんなもん書いてる余裕ないよ!で、没になった。
まあ山羊視点ですから、本当に山羊が知らないだけだと脳内補完でも可。
乙女
恋人の裏切りという手痛い経験により、恋愛に対して後ろ向きになっている。
過去を断ち切るために引っ越し、現在のアパートの住人となる。
二番目の設定では『仕事先の同僚である蟹に片思い』となっていた。
獅子
よく利用する薬局で働いている乙女に一目惚れ。強引にアパートに押しかけてきた。
すでに告白済み。断られたが、何とか振り向かせてみせる!と諦めていない。
二番目の設定では『父親の秘書である天秤に片思い』となっていた。
蠍
恋人を亡くすという経験をしている。もともと蠍の店は恋人との共同経営だった。
蠍が度々アパートから消えるのは恋人の墓参りや思い出の地巡りをしてるから。
二番目の設定では『出入り業者の双子に片思い』となっていた。
射手
実は蠍の死んだ恋人とは知り合い。残された蠍を気遣ってアパートに引っ越す。
特に告白とかはしていないが、蠍の旅行に無理やり同行したりしている。
二番目の設定では『バイト先の店主である牡牛に片思い』となっていた。
魚
この子は人数的に一余りだったので、最初から二番目の設定。
高校に入ってから知り合った牡羊君に片思い中です。
入れ損ねたエピソード
山羊と水瓶と射手と魚の4人で海にドライブに行く。射手曰くダブルデート。
車は射手が知人に借りてきた物。ちょっとボロい軽自動車。
まだ海水浴のシーズンでは無いので浜辺を歩いたり海沿いの店を冷やかしたり。
で、夕方まで遊んだその帰り道の車中、水瓶と魚は後部座席で寝てる。
運転席の射手が、助手席の山羊にポツポツと恋愛話をする。
このエピソード考えた時点では射手は蠍に片思いしていたので、
そのへんのことをぼかしつつ山羊にぼやいたりする。
ストーリー中、どのへんに突っ込んでいいのかわからん話なので没。
わりと最近まで使うつもりだったんだけど、とうとう観念してやめた。